土偶裸摩具羅 -Dogra Magra-

人生は死ぬまでの悪ふざけ

 通算4回目のガルパンの映画を観に行ってきた。
 そうです、私がガルパンおじさんです。
 去年の3回目以来、関連書籍などで登場人物やその搭乗する戦車の情報をいくらか覚えていったので、「ああ、これは誰で、こういう性格だ」とか「この戦車の特性はこうだから、ああなるほどだからこういう動作/音なんだ」という理解が進んで、より内容を楽しめた。
 こういうのがオタクとして愉しくもある。
 
 一時期に比べて寒さはぬるんだとはいえ、まだまだ陽の当たらないところは寒い。
 気温の低さが自分の行動を消極的にする。
 まあいいか。積極的に外出したり、お金を払ったりすることだけが有意義な休日というわけでもないだろう。
 たくさん自分の時間があったという実感とともに来る平日に備えよう。
 
 Kindleになっていないから実体のある本を買うという、主客逆転の考え方になっている。
 でも実際それでいいと思う。
 主に8インチのiPad mini(2代目)か、6.8インチのAndroidスマートフォンで読むことになる。
 手に持ってめくる読みやすさは紙の本にとうてい及ばないけど、寝転んで読む場合、光源の当たり方を気にしなくていいし、比較的大判の本でも重くないという利点がある。
 もちろん、いちばん助かるのは実体がないという点であるのは間違いなくて、生活空間を少しも圧迫しないということと、出先に持っていく本を考えなくてもよく、ふと手持ち無沙汰ならばKindleを開いて、書架から未読本を選択して読み進めればいいということがとても気に入っている。
 個人的に文庫本を携行して読むのは好きだから、これからもやっていきたいとは思うけど、さすがにそれ以上の大きさの本は、もう買わなくていいかなと思っている。
 本を作る職業の人間が既存の流通を否定して申し訳ないけれど、より便利な選択肢があるのなら利用しない手はないと思う。
 
 気付かないだけで、他にももっと便利/簡潔にできるものがあるかもしれない。
 手間がかかって、複雑なものに価値がないわけではないけれど。