土偶裸摩具羅 -Dogra Magra-

人生は死ぬまでの悪ふざけ

かがやくわれらが 行手を見よや

 まだフリーマンにはなっていない。

 

 それはそれとして、20年ぶりくらいに、通っていた大学の図書館に行った。

 20年というと、構内(校内)で見かけた学生の多くが、まだ物心がついていないか、存在すらしていなかったということになる。

 社会から爪弾きにされて分かる。もうおれはOSSAN、限界全裸中年男性なのだ。

 図書館は、さすが勉強しに来ている学生が多いということもあり、また莫大な資金が投入されているということもあり、学習するにとても快適な空間だった。

 図書館への行き帰り、懐かしい横道などを通ってみた。随分と洒落たカフェができていたり、あの後輩が住んでいた下宿はここだと思ってみたり、当時はあまり気にしなかった利便性の良さそうなマンションが目についたり、ちゃんと外装を直して今も続いている店があったりした。

 今でも気まぐれに街をゆくぼくは 変わらないよ あぁ あのころのままさ