土偶裸摩具羅 -Dogra Magra-

人生は死ぬまでの悪ふざけ

 今度のコミケに受かっていたし、先日、自分では初めてのオフセット印刷(※)の手続きが終わって、無事搬入される目処が立ったので、キャリーバッグ(スーツケース)を取りに実家に週末帰省したりしていた。
 コミケで出すのは、この間の冬のコミケで100円で売っていたホチキス止めの冊子、『ツクール エターナル』第1号の正式版。
 誤植直し・内容見直しと、オフセット印刷のためのページ調整として読者ページコーナーを見開き2ページ増やした。ゲストの方にたくさん寄稿してもらった。
 あと、表紙と裏表紙がカラーになる。おお、見栄え見栄え。
 今回のコミケでは2号は出ない。なんたって、昨日の帰省する電車の中で台割り(本の何ページ目にどんな内容が来るのかの仕様)を作っている段階だったんだから。
 次号からは、たぶんもうコミケには出店しない。埼玉県は川口で5月か6月と、11月の年2回開かれているゲームレジェンドというレトロゲーム総合同人イベントで出すつもり。
 好評のようなら通販できる同人書店に委託する。イベントに来られる人だけが潜在読者ではないからね。
 コミケというのは大規模で、全国から人が来ているのかもしれないけど、来られない人だっているし、出店するのにも買いに来るのにもたいへんな労力が必要だ。
 それよりも、PC98時代のツクール情報を求めている人がアクセスしやすいところに主戦場を置くべきだろう。
 そう思ったので、コミケをやめて、ゲームレジェンドと通販に舵を切ります。
 
 ところで、赤子と幼子を見てきたのだけれど、生きるのに全力でいいね。
 彼らの生に対する疑問の無さ、疑いのない信念にはしびれるものがある。
 今や自分は、もはや自分だけの信念では生きていることへのモチベーションを維持することが難しいみたいな雰囲気になっている。
 余計なことを考えないでいいような心と体の鍛練はしているけど、純粋に、そこに何の判断も介在しないで生きるなんて、到底マネできない。
 生きているだけでいいって肯定してくれるような環境が欲しい。欲しいよおれは。
 
※本当はオンデマンド印刷で、厳密にはオフセット印刷ではない。