土偶裸摩具羅 -Dogra Magra-

人生は死ぬまでの悪ふざけ

 明日から仕事だけど、特に気が重くない。
 自分はずっと「なんでもない時間を過ごすために時間を使う人がいる」という概念に納得することができなかった。
 しかし「(必要以上に疲れない限りは)どのように過ごしていようと同じ」ということが分かってからは、生きることが楽になった。
 それ以前の週末は「何か、やり尽くすことができなかったのでは」という思いがあり、休日が終わっていってしまうことに必要以上の恐怖心を抱いていた。
 人生60年も80年も生きている人たちは、この苦しみをどのように乗り越えて生きてきたのか不思議でならなかった。
(だから僕は、自分の弱い意志・心に意味を与えて動かそうと、外側に理由を作ろうとしていた)
 なんてことはない。そんなことは考える必要がないのだ。
 仕事に、はつらつと取り組もうが、嫌々取り組もうが、それもどちらでもいい。
(ただし、仕事や職場の人間関係が辛すぎるということを除いて、という条件だけれど)
 どんな顔をしていても、再び休みがやってきて、そして去っていくのだ。これは繰り返す。
 休みがハレの場で、仕事のある日はケだという二項対立の考え方自体が自分を追い込む。
 そうではない。時間というのは均質なのだ。価値に優劣もない。
 その仕事に臨むにあたって、たとえば満員電車に毎朝揉まれるだとかいうことはストレスでしかない。
 このストレスを極力排除したい。
 だから、僕は引越しをする。
 
 最近は実体物の本を買わず、その電子書籍が出ていればそっちを購入することにしている。
 電子書籍のリーダー(アプリ)としてはKindleを使用。
 いくつかのサービスを利用してみたけど、Amazonのサービスが、自分の今までの書籍購入とまったく同様の手順で行えて便利だった。
Amazonの術中にはまっていると言われればそれまでだけど、どれだけたくさんの書籍を電子化してくれるかどうかはサービスのパワーにかかっているから、それでいいと思う)
 そのKindle電子書籍を読むための端末として、本の形態別に次のディスプレイサイズが必要になる。

  • 文庫本:6インチ以上
  • 漫画単行本:7インチ以上
  • A4雑誌:8インチ以上(PCのフルHDディスプレイなら見開きで表示できる)

 はっきり言って、今の自分のスマートフォン(5.5インチ)はあまり実用的ではない。
 外出時にも電子書籍が読みたいときは、手持ちのiPad miniを携行しなければならないのだけれど、これが重い。
 軽いKindle端末の購入も考えたけど、表示が白黒だから、カラー雑誌を買ったときに少し残念。
 このスマートフォンは初めてのAndroid端末で、何も分からない中で購入したからそのときは考えになかったんだけど、実際には画面が大きい、タブレットスマートフォンの合いの子、ファブレットがよかったのかと思っている。