土偶裸摩具羅 -Dogra Magra-

人生は死ぬまでの悪ふざけ

 皆さんご存知のとおり、僕はよく銭湯に行きます。
 そこでは様々な体格の人を目にすることができるのです。
 地域密着の銭湯では、だいたいおじいさんだったり、新しくてきれいな一等地の銭湯では、若いお兄さんだったり、また、土日祝日はお子さんを連れたお父さんに出会うこともあります。
 とある銭湯では、ロン毛にロンヒゲ、体がガリガリのヒッピーみたいな兄さんもいました。イカスー
 まあそれで、自分の体格にも気を配ろうと思ったわけです。
 僕は身長が低いので、適正体重が56.2だか.4だかkgだそうなのです。
 最近は銭湯でサウナに入ったりもするせいか、銭湯備え付けの体重計が示す値は、ガンガン減り始めました(適正を下回るほどに)。
 それと、食べる量も減らしました。
 農家の息子なせいか、出されたものは食べきらないとならない性分だったのですが、待ちの姿勢だと、つい多めのものが提供されるので、少しのものしか注文しない、もしくは先に減らして提供してもらう、攻めの姿勢にしました。
 あとは……週に1度のジムなんか、大した体づくりにはならないと思います。
 一回のトレーニングで辛くなる許容量なんてたかが知れているので、あれは辛い回数を増やさなければならないのです。
 家でもやります。
 そこで効いてくるのが、このダイエット的な方向性。
 体にエネルギーが足りないと、トレーニングにしてもサウナなんかの疑似湯当たりにしても、死にそうになりますね。
 自分は何の修行をしているのか、たまに不思議になります。
 それでも、渇きに渇いた体に水分を戻すときの快感が忘れられなくて、僕はまた銭湯に行くのです。
 若干、目的を錯誤した気狂い感。