土偶裸摩具羅 -Dogra Magra-

人生は死ぬまでの悪ふざけ

 秋田県にある玉川温泉に行ってきた。
 ここは日本一のpHの低さを誇る強酸性の温泉地。
 東京からだと、とてもとても行きにくい山間の場所にある。車で行くのでなければ、電車の本数も極端に少ない最寄り駅から、さらに1日数本のバスを乗り継いで行かなければならない。その場合、日帰りは無理だ。
 玉川温泉(地)には、宿泊場所として玉川温泉(古くからあるほう)と、そこから2kmほど離れて新玉川温泉(新しくできたほう)がある。
 玉川温泉は主に長期逗留・湯治する人向け。硫黄の流れる川のほとりに広大な岩盤浴のできる熱い岩の道があり、宿泊施設は簡素で自炊場がある。
 新玉川温泉は主に短期滞在の観光客向け。バイキング式の大きな食事処と、数百人を収容できるA〜D4つの宿泊棟がある。
 どちらの施設にも大きな風呂場はある。
 
 今までに行ってきた日本各地の強酸性泉の中では、飛び抜けて泉質が良いと感じた。
 他のところでは感じていた酸っぱい湯の中の鉱物くさい苦みが一切無く、純粋にもの凄く酸っぱい味である。
 他のところでは感じられなかった痛みが、源泉100%のところでは感じられた。
 それだけ酸性度が純粋に高い。
 
 これまでに行った強酸性泉は次の通り。

 
 強アルカリ性泉は次の通り。

 
 アルカリ性泉は刺激が少ないから、割と万人におすすめできる。
 代表的な強酸性泉は制覇したので、そろそろ他の泉質を味わってみたい。
 もの凄く鉄くさい鉄泉とか。
 
 銭湯に関して言えば、今は温度が44〜45℃の湯で、かつその場所に水風呂があるところが良いと思っている。
 サウナのことを追うのはやめた。