土偶裸摩具羅 -Dogra Magra-

人生は死ぬまでの悪ふざけ

 仕事の話。
 自分の身の程を知るというか。
 自分がやりたいと思っていることと、やれることは違うのだな、と。
 やりたいことのできる空間は、自分が大切にされて生きられる空間ではないこともある。
 ならば、やれることの範囲内である程度安穏に生き、その上でやりたいことを趣味でやるのがいい。
 そういうことを、言葉の概念としてではなく、実感として理解した。
 憧れと実力とは別のものだと、よーく思い知らなければならない。
 自分の可能性は無限ではない。それは加齢が原因ではなく、身に持って育った性質が、ある程度自分の可能性を限定しているのだ。
 それとうまく付き合っていくことが、健やかに生きる上で大切なのかもしれない。